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  現在、この地球上では3種類の漢字が使われているという話を前回しました。
台湾・香港の繁体字「芸」

日本の新体字「芸」

中国の簡体字「芸」

では、皆さんのひいおじいさんや、ひいひいおじいさんはどんな漢字を使っていたでしょう。
実は、今の台湾や香港で使われている繁体字とだいたい同じ旧字体という漢字を使っていました。皆さんも、古い学校の前を通る時、こんな字を見たことがあるかもしれません。
        

旧字体「学」
         
だから、桓武天皇も足利義満も伊達政宗も吉田松陰も陸奥宗光もみんなまじめに字を書くときはこんな形で書いていたのです。
この形は、ご先祖である小篆とのつながりがわかりやすい形でした。
       

篆書「芸」
              

旧字体「芸」
赤いところが同じ形であることが分かってほしいです。
          
学はそのまま、そのまま。
    

甲骨文「学」
           

金文「学」
       

篆書「学」
           
皆さんが、今勉強している漢字とはだいぶ違っていますね。
         
これは覚えやすくするために、主に画数を減らして簡単な形にしたのです。
1946年(昭和21年)に「当用漢字表」が定められ、だいたい今のような形になりました。
これで、漢字を読んだり書いたりすることがだいぶ簡便になりましたが、漢字の成り立ちに立ち戻ることが難しくなりました。
しかも、形を簡単にするために、いろいろ不幸な出来事があったのです。
その話はまた次回。


2016年10月28日  3:31 PM |カテゴリー: 堀口

歩く恥さらし島田です。  
  
   

国語の先生なのにこんなに読書量が少なくていいものなのですか?という疑問が湧くかもしれませんが、そこは「量より質」ですと言い訳をすることにします。  
   
   
  

・『茶席の着物入門』  
→茶道をやっているわけでもないのに何故読んだのか?来月の「きもの文化検定」の勉強のためです。……私はどこに向かっているのだろうか。 
  
  
  

・『天文宇宙検定公式テキストブック《2級 銀河博士》 2015-2016年版』  
→ええ、専門外の本です。頭の中でビッグバン!なお、勉強のために2回繰り返し読んだが、まだ頭の中が整理できない。大丈夫だろうか。  
  
  
  

・『家紋起源事典』  
→家紋の名前に少しだけ詳しくなったけど、それが何の役に立つのか?という質問にはお答えいたしかねます。好奇心ですよ、好奇心(笑)ちなみに、着物を仕立てたら、一つ紋を入れようかなと……「JISマーク」を!  
  
   
  

・『続・ハッブル望遠鏡が見た宇宙』  
→ええ、写真だけ見る分には綺麗でいいですよ。文章は辛かった……天文宇宙検定公式テキストブックを事前に読んでいたので、少しはわかったかな。ちなみに、これの前の巻を読んだのが約20年前。あまりの難解さに天体が嫌いになりました。  
  
  
  

・『インカを歩く』  
→ええ、これも写真はきれいです。緩い紀行文というか、エッセーは私の趣味ではありません。じゃあ、なぜ読んだかって?祖父の形見です。  
  
  
  
  

・『趣味の文具箱39』  
→これを読むと新しい万年筆を買いたくてしかたがなくなるという物欲刺激スイッチ。やる気スイッチは見つけにくいけど、物欲スイッチは簡単に見つかる。  
  
  
   

・『自由訳 千の風になって』  
→私の葬式ではこれを流そうと決めました。  
 
  
  
  
  

・『飾って楽しめる木彫入門』  
→本当に文字通りの入門書。掲載されている作品も初心者が作れるレベル。審美眼を備えた私?には耐えられない。お手本のレベルがお粗末で……  
  
  
  

うん。  
よく言えば、知的好奇心が旺盛。  
悪く言えば、まとまりがない。  
正直に言えば、仕事に関係する本が一冊もないことに若干の後悔。  


2016年10月26日  12:02 AM |カテゴリー: 島田

都合の悪いことはきれいに忘れる島田です。  
   
   
 

さて、受験業界?でよく言われていることに、あれこれ手をつけずに一つの問題集(やテキスト)を徹底的に繰り返すというものがあります。  
   
  

特に暗記系の科目がわかりやすいのですが、同じ問題集(やテキスト)を繰り返していると、問題の順番はもちろん、問題文、本の中での問題やイラストの位置を自然と覚えてしまうのです。  
え?無理?  
いいえ、毎日繰り返しているとかなり鮮明に覚えられますよ。  
だって、毎日暮らしている家の電気のスイッチがどの照明に対応しているか、食器棚やタンスのどこに何が入っているか、トイレはどこの扉かなど、きちんと覚えているじゃないですか。  
  
  

これらは暗記しようとした結果ではなく、日常の反復の結果として自然に覚えたものです。  
  
   
    
  

ちなみに、かつては日本史マニアだった私……高校生のころは使っていたテキストや資料集の何ページのどこに何が書かれていたか、何の図や写真があったか、何色のペンを使ったかなどかなり鮮明に覚えていました。  
(残念ながら最近は……5分前の記憶すらあやういw)  
   
  
  
    

閑話休題。  
テキストなどを使わずに覚えていくという勉強もあります。  
そんなとき、どうすればいいか。  
  

基本は繰り返すのですが、この繰り返しにはコツがあります。  
いつも同じ順番で繰り返すのです。  
  
   
  

なお、この順番を守るという方法をフルに活用しているのが、一部の「語呂暗記」です。  
……君ドアホ(BTB液の色の変化)とか、尻蹴り屋かな(切れ字)とか、君と終わり(徳川御三家)とか。  
  
  
  

暗記が下手な人間はここをわかっていないのです。  
覚える順番がバラバラだから、思い出す順番もバラバラ。  
当然、ド忘れしたり、「抜け」が発生したりするのです。  
  
   

口に出してぶつぶつと呟いて覚えたいのなら、いつも同じ順番で覚えていきましょう。  
  
  
   

うん、今回は、真面目だ。


2016年10月19日  12:01 AM |カテゴリー: 島田

漢字ネタの堀口です。
今年の夏休みには4年生を対象に、「漢字の世界入門」という講習をしました。
漢字の成り立ちや、漢字を構成しているパーツのおどろおどろしい意味などを全4回にわたってお話ししました。
この世に存在する莫大な量の漢字と比べると、ほんの少ししか取り上げられませんでしたが、楽しんでいただけたようで、よかったです。
受講生には今後も、一文字の中の各パーツから漢字全体の意味を推し量る習慣を続けていただきたいと思っております。

ブログでは古い古い漢字の成り立ちのおはなしをしてきました。
色々書いたつもりでいましたが、甲骨文字の話だけで金文(きんぶん)や篆書(てんしょ)のおはなしはまだ、していませんでした。
こちらです)  http://kumajukukobo.com/blog/?p=3831
皆さん覚えておられましたでしょうか?

       
今回は、新しい漢字の形についてお話したかったのですが、
     
その前に『説文解字』
こちらです)  http://kumajukukobo.com/blog/?p=3798
に至るまでの漢字の歴史をおさらいしましょう。
      
       
殷代につかわれた、獣骨や亀の甲羅の上に刻まれた文字が甲骨文字でした。
   
甲骨文字「芸(うえる)」  
    
  
                   甲骨文字「馬」
   
次に出現した青銅器に鋳こまれたたり、刻まれたりした文字、文章を「金文」といいます。
青銅器とは、神に食物や酒をささげるときに、おもに使用された器です。
今の真鍮のような成分で作られ、作成された当初は黄金色でピカピカだったと想像されます。
青銅器:今は緑青に覆われていますが、出来たては金色でした。
   
          
劉鼎 殷後期 上海博物館
   
  
この青銅器をつくるときには、まず型をつくってそこにドロドロになるまで熱した金属を流し込むのですが、型の方に文字を刻んでおくと型から取り出したときに文字入りの素敵な青銅器ができあがるというわけです。
殷のころから青銅器は作られていて、そのころの金文もありますが、だいたいは殷の次の王朝「周」のころに使われていた文字だと思って間違いではないでしょう。
  
  金文「芸」        
    
    

       金文「馬」
   
周王朝の力がだんだん弱くなり、春秋・戦国時代になると地方差が大きくなります。
文字にも方言があるみたいですね。
そして、秦によって統一されたときに文字も「小篆(しょうてん)」という形に統一されます。文字における標準語を決めたのです。この文字を小篆、あるいは篆書(てんしょ)といいます。
今でも「はんこ」で使われている文字です。
  
篆書「芸」     (千円札のはんこの写真)
    
   

     
   
  
    
千円札のはんこの文字は読めますか?
下方は「総裁之印」と書かれています。(日本銀行総裁の意味です)
上の方の文字は懸賞にします。
   
篆書は大阪の国立国際美術館で開催されていた「始皇帝と大兵馬俑展」に行った方はごらんになっているはずです。

そして、漢代に小篆を簡単にした隷書(れいしょ)が普及します。いま使われている楷書のもととなった書体で、今でも身近で毎日目にしているはずです。
漢代の役人が、篆書は書きにくいので、書きやすい書体にかえたものです。
下っ端役人が作ったので、奴隷の「隷」という字がつかわれています。

(お札の文字の写真)     
  
  
  
   
お札や題字として、今の日本でも使われているのです。
    
後漢に許慎が『説文解字』を著したとき、小篆を基本形として文字の成り立ちや意味について考察していました。が、普段はたぶん隷書を使っていたでしょう。
その『説文解字』を典拠として、唐代に楷書(かいしょ)の形がだいたい決められて現在に至っています。
    
    
今現在、世界で使われている漢字はだいたい大きく3種類に分類できます。
日本の新字体、中華人民共和国の簡体字、香港・台湾の繁体字です。
     
  新字体「
   
  簡体字「
    
 繁体字「
  
この、新しい形の漢字の話はまた次回。


2016年10月14日  7:58 PM |カテゴリー: 堀口

ネタが無いときは、前回のブログの内容からヒントを得る(ネタを引っ張る)島田です。  
  
  

さて、前回、さんざん他人様のペンケースの中身に口を出した私ですが、「じゃあ、島田はペンケースに何を入れているんだ?」という皆様の疑問にお答えしましょう。  
  
  
   
 
え?疑問にも思わなかった?(愛情の反対は無関心……ということか)   
  
    

  

ちなみに、私のペンケースは日常学習用と、検定試験用に分かれています。  
  
  
  
①日常学習用  
色とりどりの万年筆(一軍)が、ロール式のペンケースに一本一本傷つかないように入っています。もう、本当にこれだけ。  
万年筆さえあれば、何もいりません。ええ、勉強時間が至福の一時になります。   
 
  

②検定試験用  
同じシャーペン(三色ペンもついているけど、他に太軸のシャーペンがなくて)を2本。
もちろん、それぞれにシャーペンの芯を3本ずつ。消しゴム1つ。……以上です。  
ちなみに、本当に面倒くさくなると、シャーペン一本を胸ポケットにさして試験を受けにいきます。  
   

基本的にいらないものは、持ち歩きたくないのです。   
   
   
  
   

ちなみに、私の考えるペンケースに不要なものの筆頭は「定規」です。  
そもそも、物の長さを測る機会なんてないし、「見せるためのノート」でもなければ、直線を引く理由もないし、定規を使う時間が惜しい。  
  
   

故ココ・シャネルの名言「ファッションは、引き算である(意訳)」  
  
  

どう?先週に引き続き、もう一度ペンケースを「引き算」してみませんか。  
  

ちなみに、ペンケースを整理する最大のコツは、ペンケースのサイズを思い切ってダウンすることです。  
サイズを落とすと、中に入れる文具を厳選せざるをえないですからね。


2016年10月12日  1:00 AM |カテゴリー: 島田

作業効率を考えて、色々改善するけど、作業効率がよくなったのかわからない島田です。  
  
   
   

どうも、大学を卒業してから私は「怠け者」になったようで、とにかく楽をしたい。楽して最大限・最高の結果を求めています。  
  
   
 
その一つの現れが「最適化」   
  
   

部屋の本棚に鎮座する本をpdf化したり、仕事机の上を作業しやすくしたり、とりあえず、ごちゃごちゃしたものを減らしたり、データ化するのが好き。  
おかげで、部屋、仕事机の上が日々最適化されています。  
  
   
  

ちなみに、最近は部屋にあった映画のDVDのカバー(ディスク以外全部)を処分し、薄い布ケースに保管。いやあ~部屋から色が減りましたわ。  
DVDのプラケースって、映画ごとに色がバラバラで、五十音順に並べて整理している私としては、色にまとまりがなくて嫌だったんですよ。  
  
  
  

え?ケース、付録、解説が惜しくないのかって?  
いや、だって、私は映画を見たいのであって、パッケージなんてどうでもいい。  
大切なのは、中心的な機能ですよ。  
  
  
   
 

さて、本題。   
整理整頓で気になるのが、ペンケースの中身。文具好きとしては結構、人のペンケースの中身が気になります。  
  
  

で、ここで私の考える処分すべきペンケースの中身を発表!  
  
1.3個以上の予備の消しゴム  
落としたら拾えばいいでしょ。  
  

2.2本目の三色ボールペン  
他にも色がかぶった、または微妙に色が違うボールペン。ペンを選んでいる時間が惜しいよ。  
  

3.黒の油性マジック(ネームペン?)  
そんな頻繁に名前を書く機会はないでしょ。  
  

4.コンパス、分度器、三角定規  
毎日、幾何の勉強しないでしょ。  
  

5.壊れた文房具、インクの出ないペン  
今すぐ捨てなさい。  
  

6.シャーペンの芯ケース。  
芯は家で入れてくるもの。芯を入れなきゃと思う瞬間は、芯を入れているヒマはないのです。  
  
  
7.のり、ホッチキス  
ここ一カ月で何回使ったの?何度も使っている人は、それはそれで問題あり。「家でよく使うんです」という人……持ち歩く必要ないと思うよ、それ。  
  

8.そもそも文房具ではないもの。  
それはおもちゃ箱か、ゴミ箱へ。  
  

9.大量のシャーペン  
計算は0.3mm、文字を書くときは0.5mm、特に縦書きは0.7mmでないとダメなんですというこだわりがないなら、0.5mm芯のシャーペンを何本も持ち歩く必要ないよね。  
  

10.修正テープ  
フリクションにしましょう(パイロット万歳w)  
  
 
   
   
  

とりあえず、ペンケースが文具ではち切れそうな人は、ペンケースから「最適化」しませんか。お目当ての文具を探す時間がきっと減るよ。


2016年10月5日  1:57 AM |カテゴリー: 島田

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